書籍備忘録:どんな会社でも結果を出せる! 最強の「仕事の型」
書籍を読んで、大変良かったので、
重要だと感じた点と所感を記載します。
重要だと感じた点(3点ほど)
❶提案には、5つのステップに分解できる!
・ゴール(目的・目標):そもそものゴールをマクロな視点から見る。抽象度をあげて冷静に考え直すといったステップが重要
↓
・イシュー(課題):イシューの設定はゴールのゴールまで見据える
↓
・ソリューション(解決策):導かれた解釈に基づき、何をするか最終的な判断を下すこと
↓
・オペレーション(実行、計画):実際に可能か?という点をクリアにすること
↓
・バリュー(付加価値):最もキモとなる部分。
→特に相手が断る理由を事前に想定し、その理由をつぶしていくことが大切。
ただし型に溺れず、
"誰もがやりたがらないことを愚直にやり続けること。泥にまみれること。"
はビジネスマンの大きな価値であり、重要である旨も記載されており、
私自身もこの点、愚直にコツコツやっていきたいなと改めて感じました。
❷努力する姿勢を身につけるには、成果の取れ高が重要!
この内容は、姿勢だけでなく仕事においてもも同様だと思いました。
また、転職or異動時は、信用貯金がないので、とくに、
・小さくても地味でもいいので、
目に見える成果を出せる業務内容に絞る(売上アップより、時間短縮の方がよい)
小さくを繰り返す
+
・提案のための、ゴールとイシュー探しは、見えないところで準備・発見しとく。
の観点は周囲の環境あっての仕事なので、本当に大事だなと思いました。
❸仕事に喜びを見出すには、自分の本当のバリューと仕事の結びつきが重要!
特に、
・自分のバリューを見つけるには、自分の好きだけで考えず、他人からの点も考慮すると、見えやすくなる。
は、私にとっては発見でした。
仕事は周囲の人と共に行うので、言われてみればその通りなのですが、案外、自らを振り返る時には忘れがちになっていたりする視点だったなと。。
また❷,❸の観点は
自身の仕事やキャリア観だけの話でなく、
(関わっている)事業の成長にも通じる点があると感じました。
事業が伸びている時は、各自や各チームが事業成長の"取れ高"を認識できており、そこに基づいてPDCAが回っている状態になっていると思います。
特に、"取れ高"がチームのバリューや自身のバリューに紐づいているときは、充実感を感じ、チームの決断力や行動力がパワーアップするので、事業成長のドライバーになっているかなと感じます。
20代の社会人の方はもちろんですが、30代の方にもとっても参考になる良書でした。
関連書籍
チャネルシフトによるエンゲージメントコマース_トレジャーデータのセミナー備忘録(2/21)
テーマ:チャネルシフトによるエンゲージメントコマース
*2/21のトレジャーデータのセミナー(及び、その中で紹介された書籍の内容)の要約&所感となります。
1:既存企業への警笛
従来型のオフライン企業に共通して足りないこと:
・オンライン企業によるオフライン市場への進出のトレンドへの軽視
・「顧客とのつながり強化」という狙いを看過している点
・マーケティング要素自体の変革という真意を察知していない点
↓
まずは、
顧客の"選択の場":オンライン × 顧客の"購入の場":オンライン に何らかのチャネルを構築する必要があるということ
2:オムニチャネルについて
クロスチャネル→オムニチャネルへの変遷は、小売業にとって、店舗基点から顧客基点への経営変革である。
→チャネルの主導権は顧客に移っている
→「チャネル=店舗」ではなく、店舗はチャネルの一つに過ぎない。すべての「接点」がチャネルである
→経営で見る指標も、店舗ベースでの売上ではなく、"顧客"ベースへ変革する必要がある。
既存企業で上記が進まない理由:
顧客基点のチャネル設計の実現が、自らが強みとして磨いていた「オフライン店舗によって束ねる流通機能」の解体と再配置を意味するため。
オンラインを基点に、オフラインに進出し、顧客とのつながりを創り出すことで、マーケティング要素自体を変革しようとしている!
→単純な店舗オペレーションの改革ということではない!
店舗体験は、単なる店舗体験から行動データに基づいた提案のある購買体験へ
ショールーミング化 → 店舗スタイルのAppleStore化
店舗のデジタル化 → 接客の高度化
3:チャネルを行き来する顧客をとらえる為に必要なこと
チャネルによって顧客とのつながりを創り出すには、”顧客時間”に寄り添い、オンラインとオフラインのチャネルを融合させ、他社にはない購買体験を作ること!
→ ”顧客時間”を意識したカスタマージャーニーが不可欠
→ECの場合、購入後の使用時間の方が、"顧客時間"が圧倒的に長い! その部分に積極的に接点を作ることが重要。
また、顧客の行動データを取得しても、顧客との対話が生まれなければ意味がない(無印自体の自身の失敗体験より)
4:帰結
チャネルをオンやオフにシフトさせるだけでは、「チャネルシフト戦略」とはいえない。
「つながりによるマーケティング要素の変革」こそが、チャネルシフトの真の目的。
(物販の場→体験の場→パーソナライズ化へ)
Amazonの事例:チャネルシフト実現のために、
明確な戦略意図を持ち、顧客のどんな行動データをどの程度把握するかを決め、そのための仕掛けとしてチャネルを配置している。
セミナーでの帰結:オンライン基点でビジネスモデルづくりが小売業を進化させる
→いかに顧客とデジタルでつながり、チャネルシフトを進めていくのかが重要
チャネルシフト戦略 = オフライン市場のデジタルトランスフォーメーションである。
5:所感
私は、オフラインでのマーケティング経験はないのですが
過去のマーケティング施策において、
対象となるペルソナの時間軸に沿って行動とそこに伴う感情をカスタマジャーニーに落とし、その内容を元に広告を展開したところ、
集客単価も、集客の質も改善したことがありました。
そのため、"顧客時間"に寄り添う重要性の部分は、かなり腹落ちしました。
また、オンラインがいくら進んだとしてもオフラインも重要であり、
特に、オフラインでの接客はより高度なものになる、という点は、書籍やセミナーの事例を見ても、まさにと感じるものばかりで、
私自身もオンライン×オフラインによる顧客体験を創れる存在になりたいと感じました。
従来のオフライン企業におけるオンラインでの基盤作り、また現状基盤となっているオフラインとを融合した購買体験の創出は、
今後各企業でのテーマになると思っているので、そこにデータ基軸で関わっていけるように今後も精進したいと思ってます。
セミナーURL: https://plazma.red/
関連書籍: